水中で目を開ける練習

Category : 水泳の豆知識

    多くのスイミングスクール、そして名鉄スイミングスクールでも、水慣れレッスンの中で、水の中で目を開ける練習をしています。
    「ゴーグルをしているから、目を開ける練習は必要ないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、この練習には大切な理由があるんです。

    どうして水中で目を開ける練習が必要なの?~水中で目を開けることの重要性~

    泳げるようになる前は、水に入ったり顔をつけたりするのが怖かったですよね。
    水が怖い理由の一つに、水の中の様子がわからないことがあげられます。
    そのため、水の中で目を開ける練習をすることで、水の中がどんな様子かを実際に見て、恐怖心を克服することができます。

    また、プールで泳ぐときはゴーグルをしていることが多いですが、日常生活ではいつでもゴーグルをしているわけではありません。
    もし、誤って水に落ちてしまったときや、プールでゴーグルが外れてしまったときに、目が開けられないとパニックになってしまうかもしれません。
    そのようなハプニングにも落ち着いていられるように、水の中で目を開けられるようにしておくのです。

    どんな練習をするの?~練習の進め方~

    最初から目を開けるのはとても難しいこと。
    名鉄スイミングスクールでは段階的に練習を進めています。

    1.水に慣れる
    水の中で目を開ける前に、まずは、シャワーを浴びているときなど、顔が濡れている状態でまばたきをすることから始めます。

    2.水中でまばたき
    慣れてきたら、顔に水を付けた状態で数回まばたきをする練習をします。

    3.水中での目を開けて遊んでみる
    少しずつ目が開けられるようになったら、プールの中に沈んだ輪っかや石を拾ったり、コーチとじゃんけんしたり、水の中で楽しめる遊びを取り入れていきます。

    4.泳ぎながらの練習
    目が開けられるようになったら、浮いたりバタ足をしながらでも自然と目が開けられるように、繰り返し練習をしていきます。

    さらに、水の中で目を開けることは、体の力を抜くことにもつながります。
    目を閉じたままだと周りが見えず、体に力が入ってしまい、浮くのも難しくなってしまいます。
    泳ぎの基本である浮く姿勢を身につけるためにも、水の中で目を開けることは大切なのです。

    ゴーグルはいつから使えばいいの?~ゴーグルを使い始めるタイミング~

    水中で目が開けられないままゴーグルを使うようになってしまうと、ゴーグルがあるのが当たり前になってしまい、「ゴーグルがないと泳げない」と、泳ぐのが怖くなってしまう可能性があります。
    そうならないためにも、水への恐怖心がなくなり、しっかりと目が開けられるようになってからゴーグルをつけることがオススメです。
    具体的な目安としては、面かぶりキックなど、長い時間顔を水につける必要がある練習が始まるころです。名鉄スイミングスクールでは、けのびがしっかりできるようになると、ゴーグルが使えるようになります。

    目の病気などでゴーグルが必要な場合は、コーチやフロントにご相談くださいね。

    ゴーグルを選ぶときは、「ゴーグルを選ぶヒント」のコラムも参考にしてみてください🥽

    この記事の監修:

    名鉄スイミングスクール岩倉校奥村コーチ

    水泳は私の情熱!全国優勝者を出すなど多くの方を指導してきました。私の指導スタイルは最新情報のフィードバック。楽しさ・成長・健康のフォローも大切にしています。

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